精神疾患による労災認定件数が近年上昇傾向にあり、当心理カウンセリングでも従業員の方からの長時間労働、パワハラ等に起因するメンタル不調のご相談が増えています。
私たちの生きる現代社会は常にストレス状況下にあり、メンタルヘルスを健全に維持するためには適切なセルフケアを施すスキルが必要なのです。そして、そのスキルが健全に機能しているからこそ、私たちは日々の営みをこなせていると言えます。
ところが、心身に重大な影響を来すアクシデントに遭遇したり、自分は気持ちが弱いからだと自らを追い込む癖がある方などでは、本来持っているはずのセルフケアのスキルがうまく機能しなくなることがあります。
機能していないことに気付いて対処が出来ればよいのですが、気付かない、または気付いても何も対処をせずにいると、職場だけではなく、親子、友人や恋愛等様々な人間関係にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。
現代社会で生きる為に必須であるセルフケアを健全に施すためには、認知行動療法の技法をを活用することがとても有効です。
当心理カウンセリングでは、認知行動療法の習得に特化したコースの他、認知行動療法の技法を部分的に取り入れた心理カウンセリングの提供もしております。生きるための助けとなる健全な方法を見つけ実践することで、あなたはきっと、自らのカウンセラーとなれるでしょう。
精神疾患でない方の「生きづらさ」の背景を理解するためには、AC(アダルトチルドレン)という概念を通して問題を捉えることも有効です。
安心・安全な相手に丁寧に話を聴いてもらうことで、苦しかった物語が共有され、自己受容が促されます。ケースに合った課題への取り組みを重ねることで、次第に「生きやすさ」を感じられるようになるでしょう。
苦しみの重さは、他の人と比較するものではありません。あなたが今、苦しいと感じていらっしゃるのなら、それは間違いなく「苦しい」のです。
やわらかく丁寧にお話を伺うことを、先ずは大切にしています。