心理カウンセラー(公認心理師・認知行動療法カウンセラー)michiko
メンタルクリニックに勤務しながら、現代社会で活躍される方々のメンタルの健康維持・増進をサポートしております。
主に「アダルトチルドレン(以下AC)」という切り口をもって問題を解析、認知行動療法の技法を織り交ぜた心理カウンセリングを提案しております。
私にはACの自覚があります。AC、そう聞いてあなたはどんな印象をお持ちになりましたか。
いい歳をして、自分の性格の偏りを親や育った環境のせいにする、無責任で甘えた概念だ、そう思う方もいらっしゃるかも知れません。
私はこう考えます。
ーACとは、自身の課題を見つけるための「気づき」であり、自分に焦点の当たった生き方をしようとするときの「指針」となるものー
仕事や地域、家庭や親せき・友人関係等、私たちが遭遇するストレスは多様で複雑な要因が絡み合っています。
やり過ごせてはいても鬱々とした気持ちが残り「生きづらさ」を感じてしまう。
病気とまでは言えないからこそ一人で抱え込んでしまう。
とてもとても苦しいことです。
そんな小さな違和感の背景をご一緒に探ってみませんか。
「AC」という概念を通して問題を捉え直すことで、解決への糸口を見出しやすくし対応策を打ちやすくなると私は考えています。
私は長い間、得体の知れない生きづらさに悩みながら、何が原因なのか分からずどうすることも出来ず、そんな感情を隠して社会生活を送ってまいりました。
いつも不安や劣等感が拭えず、自分を価値のないものと考え、他者の満足度を優先させることで自分の評価を上げ、何とか心のバランスを取ろうとしていました。
とりわけ、母との関係には大変苦しみ、幼いころから「母親に愛されない可哀想な子」と他者に思われているのではないかと怯えていた記憶があります。
大人になっても自尊感情が低く、劣等感と自己否定感が膨れ上がるのを、多分無意識に隠し平静を装っていました。自分を奮い立たせる毎日に心身は擦り切れ、ライフイベントや実家との人間関係を引鉄にメンタル不調に陥りました。
そんなときに知ったのが「AC」でした。
この概念を知ったことは私にとって衝撃でした。抱えていた問題の正体が分かり取り組むべき課題が明らかになったからです。
これまでのように、自分に焦点が当たらない生き方を何とか終わりにしなければと思うようになりました。何より大切な二人の娘には、私のような生き方を受け継いで欲しくない。本気でした。
試行錯誤を繰り返した結果、いくつかの対応策を身に付けることができました。これによりメンタルトラブルが軽減され格段に楽になりました。
だだ、長年かけて培われたACという生き方の癖は非常に強く、解決できない課題も沢山残りました。何をどうしてもまとわりついてくる、私特有の考え方や行動の癖を劇的に変えることは困難だったのです。
けれどもやがて、
ACを受け入れACのまま生きることで、ずっと楽に生きることができるということが分かりました。
こうした経験が私と同じように苦しむ方のお役に立つのでは、と考えました。
大切にしていることは、やわらかく丁寧にお話を伺うことで、その方がこれまでずっと抱えてきた苦しみを共有すること。私は器用に物事をこなせる質ではありません。ですが、だからこそ、得られたものがあります。あなたの感情のかたまりをとかして、苦しみを共有することが、できるかと思います。
もうお一人で悩むことはありません。
私に、あなたがあなたの人生を楽に生きるためのお手伝いをさせて頂けませんか。